同専攻で一番厳しいブラック研究室の実情と独自の卒業条件

同じ専攻にあった一番ブラックな研究室の話

私は修士学生時代に一般的にブラック研究室と呼ばれるような研究室に所属していましたが、専攻ではブラック度合いは2番目でした。今回は専攻で一番ブラックだった研究室の話を書いていこうと思います。

今回、その研究室はT研究室と呼びましょう。私がいた専攻でも博士課程の生徒が失踪して行方不明になりましたが、T研究室ではそんなの日常レベルでした。

T研究室のやばすぎる伝説エピソードを以下にまとめてみます。

  • 博士課程だけでなく、修士課程の学生も毎年1人くらいは失踪する
  • 修士学生で卒業できるのは上位半分のみ。下位半分の人は留年する
  • 修士4年生が3人いた 最終的に卒業できたのかは知らない
  • 一か月以上帰らない生徒多数 洗濯機と布団があるのでもはや研究室で生活してる
  • 頭がおかしくなって狂ったように勉強、実験する生徒のみ卒業できる

こんな感じでしたね。私と同期でT研究室に入った学生も華麗に失踪していました。失踪しても専攻内では「あ~今年はあの子が失踪したのか~」みたいな空気で、完全に感覚がマヒしていましたね。

ただこのT研究室の教授は専攻長や学部長などを歴任している権力者で、誰も文句を言う人はいませんでした。准教授が3人いましたけど、この教授が怖すぎて完全にイエスマンになっていましたね。

T研究室独自の卒業条件がある

T研究室では学部(B4)の生徒を除いて、修士と博士課程の学生には明確に卒業条件があります。これは本来専攻で取り決めているルールがあるのですが、明確にT研究室の方が厳しいルールが定められています。

  • 専攻全体のルール
    • 修士学生は2年間で担当指導員から単位認定を受ければよい(M1前期と後期、M2前期と後期)
    • 博士課程は3年間で担当指導員から単位認定を受け、かつ一定以上の査読難易度の論文投稿2本
  • T研究室の独自ルール
    • 修正学生は単位認定および国際学会への参加と、教授が卒業年度の学生で上位半分に入ると認定した場合
    • 博士学生は単位認定および国際学会参加3回以上、また一定以上の査読難易度の論文投稿4本

基本的に専攻が定めているルールの倍近いアウトプットを求めてきますね。正直学会参加はなんとでもなりますが、論文に関しては3年間で4本は学生にはちょっと厳しいです。この研究室は設備が整っていたので研究成果は出しやすかったようですけどね・・・。

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理系修士に行った人は少数だと思うので分かりにくいかも知れませんが基本的に修士学生って留年しません。専攻で2番目にきつかったうちの研究室でも修正で留年する奴なんて数年に1人で、大体は精神的におかしくなって学業を続けられなくなった人だけです。

それなのにT研究室では毎年半分の学生は留年していました。修士2年で卒業できず、修士3年になっても上位半分に入らないと卒業できません。そのためそもそも才能がない人が入ってしまうと修士4年でも卒業できず、放校処分になります。なので優秀な人以外は絶対にT研究室には近づきませんでしたね。

ただT研究室の教授が多くの企業にコネクションがあるので、T研究室を志望する学生はそれなりにいましたね・・・。そりゃブラック研究室なんて無くなりませんよ。

今回の記事はここまでにしたいと思います。私のサイトでは他にも画像処理WEB関連について情報発信していますので興味があれば是非そちらも見て行ってください。

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