ブラック研究室の教授から言われたヤバい事3選

修士時代に所属していたブラック研究室の教授から言われた事を紹介

私は理系修士学生のときに世にいうブラック研究室に所属していました。そこの教授は非常に厳しく、数々の名言を残していましたがその中でも「これはヤバいな・・・」と思った言葉3選を紹介したいと思います。

ただ、最初に書かせて頂きますが私が所属していた専攻では私の研究室のブラック度合いは2番目と言われていました。一番ブラックだった研究室についてはこちらの記事で紹介していて本当にヤバいので興味がある人は是非見て行ってください。

そしたら簡単に私の研究室について紹介しておきます。

  • 研究室の半分以上が留学生
    • 日本人(在学生)はヤバいのがばれているので集まらない
    • 留学生は研究室の活動について詳しくないので簡単に希望してしまう
    • 留学生は「留学生が多い研究室」を選びがち
  • 博士課程に所属する留学生は基本的に留年させる
    • 留学生で博士課程に所属する人は基本的に留年させる
    • 修士に比べて卒業が難しい博士の学生は膨大な実験をするため労働力として囲い込む
    • 日本人は博士課程でも留年した人はいない 失踪した人ならいる
  • 修士課程に対しては厳しくはない
    • すさまじい実験量を要求し、週一の研究会で泣くまで怒鳴るだけ
    • 教授は修士の学位は大した物ではないことを理解している
    • 私はこの認識のおかげで卒業できたといっても過言ではない

こんな感じですね。修士学生は留年させる方針ではなかった事が幸いし、私は卒業できました。修士の2年間が人生で一番長かったですけどね。

ただ、あくまで私の研究室の教授は厳しいというだけで、残酷な人間ではありませんでした。悪意を持って誰かを留年させたりはしません。まぁ博士課程の学生が失踪した事件は少し残酷でしたが・・・。

それではこの研究室の教授から言われたヤバい発言3選を書いていきます。

  1.  就活なんてしなくていい!いい研究をしていれば企業から声がかかる!
  2.  俺より早く帰ったやつには単位を出さない!
  3.  博士は1留するくらいがちょうどいい!

こんなラインナップです。詳細を書いていきましょう。

1. 就活なんてしなくていい!いい研究をしていれば企業から声がかかる!

これは結構多くのブラック研究室で共通して言われる事ではないでしょうか。教授視点だと学生の就活なんでまじでどうでもいい事です。私の研究室でも例に漏れず就活の妨害まがいの事をしてきました。

例を挙げると以下リストの感じです。

  • GPS機能付きの携帯が貸与されていたので、位置情報をチェックされる
  • 定期的に進捗確認の電話をしてくる
  • 研究室に就活用スーツを置くことを禁止する
  • 欠席不可の研究会をランダムな日時に入れてくる

こんな感じでしたね。この中で、GPS携帯関連は結構ごまかせます。作業場所に携帯を置いて行ったり同期に持たせたりすれば大体回避できます。気まぐれに教授が作業場所を巡回したりしなければね・・・。

一番嫌だったのは毎週水曜日の8時半~10時ごろに実施していた研究会(実験の結果を報告する集まり)を、就活解禁時期からランダムな時刻(水~金曜日のどこか)を指定する事ですね。「気分を変えましょ~」とか言ってましたが完全に妨害でした。

まぁ学生側も仮病を使ったりして企業の説明会に参加したのでお互い様ですね。

ただ、この「いい研究をしていれば企業から声がかかる!」というのは本当に多くの教授が言います。しかし、少し考えてみてください。私の研究室はブラックでしたが研究実績が豊富な訳ではありません。企業だって暇じゃないんですからそんな底辺研究室の研究内容なんて見ていません。企業との共同研究もしてませんでしたし・・・。

そういう現実的な内容を考えると底辺研究室にいる学生は必死こいて就活を頑張るしかないんです。この言葉を真に受けた同期がすごい研究を頑張って就活をおろそかにしていましたが、結局ロクな結果になりませんでした。今度こっちも記事にします。

これから研究室を選ぶ人がいたら、基本的には有名な教授の研究室に入ることをお勧めします。設備が整っていたり、就活でも有利に事を運べます。教授推薦を使うような時代ではないですが、就活で失敗したりした際に助けてくれる可能性は高いですからね。

2. 俺より早く帰ったやつには単位を出さない!

これもブラック研究室あるあるですね。教授が帰るよりも先に帰宅する事は許されません。教授は帰るときに必ず学生だけがいる研究室に顔を出して学生の所在確認をします。作業場所までは確認しないので、私はいつも作業場所にいるようにしていましたね、顔を合わせたくなかったのので。

教授は大体夜9~10時くらいに帰ります。研究室はキャンパスに設置されている駐車場が見える神立地だったので、教授の車が出たかいつも確認していました。教授が帰ると蜘蛛の子を散らすようにみんな帰宅するので、今考えると非常にシュールな絵面だったと思います。

ちなみに何の単位かというと研究室の教授が半年に一度査定する研究実績の単位で、もちろん必修です。

そのためこれを落とすと即座に留年が決まるため、教授は学生の進退を完璧に握っています。私の研究室にいた博士課程の学生が失踪した原因の1つがこの単位を落とした事でした。

私はもう社会人として会社で働いていますが、上司の事を怖いと思ったことありませんね。ワーワー言ってくる人もいますが人生握られている教授の方が100倍は怖かったからですかね。

3. 博士は1留するくらいがちょうどいい!

この考えは独特ですよね。教授がこれを言ったときに博士課程の留学生が青ざめていたのを強烈に覚えています。

私の研究室には多くの留学生がいて、留学生は自国で修士まで取得して博士を日本で取りにくるという人が多いです。

そのため自然と博士課程の留学生が多かったのですがストレートで卒業できたのはいなかったですね。

その理由として能力不足や言語の壁もあるとは思いますが、全員が留年するのは違和感があります。

そのため教授が飲み会で酔った時に私の同期が聞いたらしいのですが、「博士は1留するくらいがちょうどいい」と言っていたらしいです。

まぁこれに関しては酔っていたので冗談のつもりで言ったのかも知れませんがこのご時世だと炎上する案件ですよ。

特に留学生だと奨学金などが留年すると切られたりしますからね・・・。韓国から来ていた学生は親に追加の支援をお願いしていました。

まとめ

どうだったでしょうか。この程度の内容は普通と思った方もいらっしゃると思いますし、異常だと思った方もいらっしゃると思います。

個人的にはちょい異常気味かな?と思っていますが本来大学および大学院は勉強するためにいるので、研究に没頭するのがあるべき姿です。

ただ就活の仕組みなどはもう変えられないので少しわきまえて欲しいですよね。

今回の記事はここまでにしたいと思います。私のサイトでは他にも画像処理WEB関連について情報発信していますので興味があれば是非そちらも見て行ってください。

フォローしてくれると嬉しいです

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA