[MT4]FXシストレ開発 たくり線の統計調査

FXのシストレ開発 テクニカル分析のたくり線を統計調査

不労所得をもとめて開発する事を決めたシステムトレード。一方でシステムトレードのロジックを決める上で為替の動き方は当然理解していなければなりません。

そこでFXのテクニカル分析の一つである「たくり線」が出た場合,為替が上昇するのか下降するのかを統計的に調査しようと思います。 ※たくり線については [テクニカル分析] 上昇シグナル たくり線を説明 を参照願います。

たくり線は以下の図のように下落途中に出てくる陰のカラカサか下影陰線がでることです。

システムトレードはMT4を用いて検討します。MT4のチャートではたくし線が以下のように出て来ます。

下落傾向中に出てくるたくし線 下落について定義する

たくし線は下落中に出てくる陰のカラカサもしくは下影陰線のため,下落しているという流れを定義しようと思います。

今回は基本的な検討のため,陰線が〇〇回連続で出るもしくは一定足数内で終値がいくら下落したかで判断したいと思います。

それではまず

①3回以上陰線が出たあとに陰のカラカサもしくは下影陰線が出た時 をたくし線とします。

陰のカラカサもしくは下影陰線の定義は以下の通りとします。

足の全体を1と定義した場合,柱が上値1/3に入っている場合は陰のカラカサもしくは下影陰線とします。

これを元に統計を取ります。統計はMT4から以下のように過去チャートをcsvでダウンロードして取得します。

今回分析対象にしたのはUSD/JPY(米ドル/円)で,とりあえず30分足で実施します。

ではこれらの条件で統計を取った場合,たくり線の後に出てくるのは陽線,陰線どちらが多いかをグラフにしました。

はい,驚きの結果になりましたね。なんと陽線7回,陰線9回です。たくり線が発生した後は陽線になりやすいと言われていますが今回の結果とは逆になってしまいました。これが30分足だからかと思い,今度は1時間足で検討してみると下の図になりました。

お~1時間足の場合は陽線の可能性が高そうですね。このくらい傾向が明確に見えればシステムトレードの参考になるかも知れませんね。ただ一応2020年7月16日~2020年10月26日の1時間足データから抽出したのですが,この約3か月間でポジション入りのチャンスが計11回しかないのは苦しいですね。ほぼ稼げません。

う~ん,たくり線はかなり期待していたのですが明確な傾向が見えたとは言いにくいですね。

今後の検討でもう少し深堀していければと思います。

フォローしてくれると嬉しいです

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA