[テクニカル分析]FXシグナル はらみ寄せ線を解説
FXのトレンド分析 下落シグナル はらみ寄せ線とは
FXのトレンド分析は多種多用に渡り,当然ある程度確率されたテクニカル手法が存在します。その中で下落シグナルとして使用されるはらみ寄せ線について解説していこうと思います。
まず,はらみ寄せ線の”はらみ”とはなんなのかを説明します。
”はらみ”ないしは”はらみ線”というのは前足の柱の中にすっぽりと次足が全て入るのがはらみ線です。
前足の終値から即座に反転し,逆側トレンドに変わろうとする予兆として使われます。
次にはらみ寄せ線の流れについて説明します。
- チャートで上昇相場が続く(①)
- 上昇相場の天井ではらみ線が発生(②)
- 下落傾向に転じる(③)
はらみ線が何故起こるかというと,トレーダーの中には一定数の逆張り派(高くなったら下がる予想,下がったら高くなる予想をする人)がいます。特に日本人にはこの逆張り派が多く,国際的にも有名です。
当然上昇シグナルの途中では「そろそろトレンド逆転するだろ・・・」という心理が働きます。そのため特定の為替レート(過去の抵抗線や平行ライン上)などで反転シグナルのはらみ寄せ線が出ます。
ただし,このはらみ寄せ線は必ずしも下落に転じる訳ではなく,更なる上昇トレンドを引き起こす可能性がある事を留意してください
MT4で見るはらみ寄せ線 実チャートでの活用例
実際にMT4で出てくるはらみ寄せ線を紹介します
MT4のUSD/JPY(米ドル円)の15分足で見たチャートです
このはらみ寄せ線から明確に下降トレンドになっている事が分かります。
私の個人的な戦略ではUSD/JPYの15分足で出てくるはらみ寄せ線は結構信頼しています。
ただ通貨によって足の長さを変えたりする必要があるので皆さんが信頼できるトレードルールを作れると嬉しく思います