新規上場企業のIPO評価を見る クラシコム編 [東証グロース]
2022年8月5日(金)に上場するクラシコムのIPO評価について解説
2022年8月5日にクラシコム株式会社が東証グロース市場に新規上場する事が決まりました!
早速内容を見ていこうと思います。
気になる上場日程は以下の通りです。
- 申請期間:7月20日(水)~7月26日(火)
- 当選日:7月27日(水)
- 上場日:2022年8月5日(金)
事業構造や業績の確認
事業内容や業績を確認するために目論見書を見ていきましょう。
まずは収益モデルとなる事業構造を見ていこうと思います。
かなり分かりにくかったのでどういう事業か理解するのに時間がかかりました。
簡単に書くと北欧の暮らしで使っているような雑貨をECサイトで購入できるサービスを拡大してきたようですね。
北欧ブームの流れに乗って規模を増やしてきたようです。
なんか分かりにくい資料なんだよなぁ・・・。
要約して書くと北欧で買える雑貨を変えるECサイトを運用していて会員を増やしていますよという事です。
将来性があるかどうか判断が難しいですね。ただIPO的には小売り系の案件は初値が伸びにくいという特徴があるので要注意です。
次に業績を見ていこうと思います。
売上はここ数年右肩上がりに伸びていますね。2021年では45億円程度の売り上げをあげていますね。
利益の方も見ていきましょう。利益も着実に出していて2021年で17億円の利益を上げているようです。
めちゃくちゃ利益率高いんですが・・・小売りでこんなに利益率が高いってすごいですね。利益率40%弱ありますよ。
ただルイヴィトンとかのブランドもめちゃくちゃ利益率が高いらしいので同じ理屈で稼げているんですかね・・・。
めちゃくちゃ興味が出てきました。
IPOまとめサイトで各サイトの評価を見る
それでは各サイトでの評価をIPOまとめサイトで見ていこうと思います。
- 売出価格:1,340~1,420円
- Xサイトの予想:1,660円 C評価
- Yサイトの予想:1,720円 B評価
- Zサイトの評価:1,475円 B評価
- AIの予想:1,460円
かなり予想は渋いですね・・・。まぁ気持ちは分かるんですが・・・これは判断が難しい。
詳細情報も見ていきましょう。
新規発行株数が250万株くらいありますね。この新規発行株数が多いと初値が上がりにくくなるのですが、250万は多すぎます。
初値に影響する要素をまとめると以下の通りですね。
- IPO的に評価が低い小売り系
- 抜群に優れた収益構造
- 多すぎる新規発行株数
- 東証グロース(IPO的には初値は上がりやすい)
これらが複雑に絡んで各サイトの評価額になったようですね。
これは初値の金額予想が難しいです・・・。
皆さんはどう思うでしょうか。もしよければコメントを貰えると嬉しいです。
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