FirebaseのCloud Firestoreを使う上での注意点
FirebaseのCloud Firestoreは便利だけど読取り回数制限に気を付けよう
最近FirebaseにWEBアプリをデプロイしているのですが、無料版であるSparkプランを使う場合は少し注意が必要です。
Firebaseは個人開発者やベンチャー企業には本当に素晴らしい仕組みですが、無料使用枠は思った以上に少ないです。
まず、Cloud Firestoreというデータベースのサービスですが無料枠だと以下の制限があります。
- データベースからの読み取り
- 5万件/月まで無料で使用可能
- 5万件/月を超えるとアプリが強制的に停止する模様(なった事ないですけど・・・)
- データベースに書き込み
- 2万件/月まで無料で使用可能
- 2万件/月を超えるとアプリが強制的に停止する模様
このうち、問題が出やすいのは読取りの方です。
データベースからの読み取りと聞いて、多くの人は「データベースからデータを取得するアクションで1回分」と思うでしょう。ただ、Cloud Firestoreの場合は、「登録されているドキュメント1つを読み込むと1回分」となるようです。
イマイチ分かりにくいですかね。Cloud FirestoreはNoSQLなので少し分かりにくいですが、RDBの場合は登録しているレコード1つあたりを取り出したら1回分扱いとなるのです。いやそこはSQLを1回起動で1回分にしてくれ・・・。
そのため上記のように読取り回数はすぐにカウンタが回ります。私のサイトでも読取り回数は686回/日くらいまで少し人が来たら回ってしまいました。まだ登録しているデータは数十件なのですが・・・。
まぁ簡単に言うと、Cloud Firestoreの読み取り回数は無料枠だとすぐに終わるから気を付けろという話です。まぁデータの格納方法を工夫したりすれば解決できるかもしれませんが、それでも5万件/日ってすぐに終わりそうですね。
私のサイトでは他にも画像処理やWEB関連について情報発信していますので是非そちらも見て行ってください。