大企業からベンチャーに転職した友人の話
勤続4年目に大企業からベンチャーに転職した友人の人生
この記事執筆時点は2021年2月で,緊急事態宣言延長によって一時的にコロナが収まっていますね。ただやはり外出が減っており在宅勤務の影響で誰とも喋らない,これはまずいなと思い数年前に転職した友人に連絡を取ってみました。そしたら結構面白い話を聞けたのでこの記事に書いて行こうと思います。
まず,私と友人は同じ大学院を卒業し,同じ会社の別部門に入社しています。入社した会社は売上1兆円以上の大企業で,給料や福利厚生はかなり手厚かったです。
私は設計部門,友人は生産技術部門に所属していましたが友人は2年目に部署移動して現業部門を管理する部署にいきました。それからは物理的に遠くなった事もありかなり疎遠になってしまいましたが時折会ったら喋るくらいの関係性でした。4年目に私が生産技術課に異動になり,友人も同部署に異動してきたのでそこからはかなり近い位置にいました。
ただこの頃から友人の様子がおかしくなり,あまり業務に本気じゃない感じになりました。同僚や上司も不信がっており,何か嫌な事があったのではないかと噂が立つようになりました。
そうこうしている内に,友人は同期の誰にも相談する事なく,辞表を提出していました。驚きましたね~まさか上司の口から友人が転職する話を最初に聞いたんですから。それなりに仲いい同期なら事前に話したりするもんですが・・・。
友人の転職先は・・・?
上司の口から友人の転職を聞いた私は少しもやっとしながら聞きました。「どこに行くの?」と。そうすると友人は決まって「教育事業をやっている小さいコンサル」と言っていました。頑なに社名は言いませんでしたが社員数人の教育事業ベンチャーに身を投じたようです。
私と友人が入った会社は典型的な大企業で,業務内容がかなり専門性を持ちません。大抵は日程調整や必要な物をベンダーに郵送するなど,エンジニアで入ったとは思えない業務内容でかなり不満があったようです(私もかなり不満はありました)。ただ給料などを考慮すると離れがたいなぁと思っていましたが友人はそういった未練を振り切ってベンチャーに行ったようです。
実はこういった転職は珍しくもなく,結構目にする風景です。ただこの友人は結構思慮が浅いところがありました。この教育コンサル社への転職ですが,自分で色々と考えて決めたなら私も反対しなかったんですが事もあろうに「おじに紹介されたから」という理由で転職先に選んだそうです。
正直意味が分かりませんが彼はそれでも良いと思ってしまったようです。
転職して1年後に起こる悲劇・・・
友人が転職して数か月後に連絡した際は「雑用ばかりだが面白い」と言っていましたが,だんだんと連絡が来なくなりました。それからつい先日まで連絡がなかったのですが久しぶりに飲むとどうやら以下のような流れで生活していたようです。
- 転職後すぐに入社した教育コンサルで雑用ばかりしていた
- 転職して1年後に会社が潰れた
- それから補助金を貰いながら再就職先を探す
- IT系のベンチャー企業に入社
結構大変な人生ですよね。まぁいうても現状30歳くらいなのですが。
というかおじに誘われて転職したのに,その転職先が1年後に潰れるっていうのはおじさんから悪意を感じますね。内情知っていたのに誘ったのでは・・?と疑ってしまいますね。
ただ本人は色々と勉強できて良かったと言っていたのでまぁ良いのですが・・・。
現在大企業にいて転職考える人もこういった例にもなりうるという事は覚えておいてくださいね。まぁ良い経験できるなら転職も非常に有意義な選択肢になると思います。
普段はjavascriptなどのプログラミング関連の投稿を中心に行っていますので他の記事も是非見ていってください。