[IPA]応用情報と基本情報技術者 受けるなら?

IPA資格の応用情報と基本情報 どちらが有用か

今回は機械系出身の同僚がIT系に転身するため基本情報を受けようと相談された事を受け,主なりに応用か基本どちらがオススメか見解を書いていこうと思います。なお,主は応用情報と情報処理安全確保支援士を持っているITエンジニアです。

一応IPAの公式ではこう書いてあります。

端的に書くと基本情報は本当にITの基礎的な部分を学習でき,応用情報はその上から管理,経営まで含んだプロジェクトマネージャー的思考も求めるという書き方ですね。これはまぁその通りかなと思っています。

今回相談してきた同僚社員は大卒技術者で専攻は機械でした。頭自体は良いのですがまぁなんというか適当なやつです。そのためIT系に転身してプロジェクトマネージャーになると言い出したのには驚きました。将来の事とかちゃんと考える奴だったんだなぁ・・・。

そいつが基本情報を受けると言い出したので主は猛反対しました。基本情報は資格として取得するメリットがあまりにも低いからです(保有者の方,申し訳ありませんが主張させてください)。

基本情報を取る必要がない理由は以下です。なお,基本情報はプログラミングの出題があり,応用情報はプログラミングの出題がない(選択しない)前提とします。

  • ①資格を箔をつけるための物として見る場合応用情報の方が圧倒的に有利(転職でも有利)
  • ②多くの会社で行われている定量評価で基本情報は評価点が入らず,応用情報は評価点が入る事が多い(定量評価)
  • ③基本情報のためのプログラミング学習は非効率。人気のあるor業務に必要な言語で勉強すべき(合理性)

以上3点があげられます。特にネットサーフィンをしていて思うのは「基本情報は応用情報より難しい!プログラミング知識が求められる!」という基本情報の方がすごいぞという主張が多い。ただこれに関してはそもそも資格の本質を見極められていません。基本情報を持っていてもプログラミング出来る奴なんだなと思うエンジニアはいませんし,難易度が応用より高いという主張は明確な上位互換であるIPAレベル4がある時点で無意味です。レベル4を取ってください。

資格を取るならば当然箔として”持っている”事の優位性を示したいじゃないですか。それが職場の評価であったり転職時の優位性となるのですから。それならば気を付けるべきは面接官の印象です。

技術系の面接官であればさておき,文系の面接官であれば”応用情報技術者”と”基本情報技術者”の2名が来た場合,シンプルに”応用情報技術者”のほうに軍配が上がります。当たり前ですよね,資格名称ぐらいしか見ていませんから。

資格なんていうのは持っているからと言って明確なスキルを担保する物ではないんです。いい加減目を覚ましてもらって色々と都合の良い”応用情報技術者”を受けてください。高い難易度に挑戦したいならレベル4を受けてもらえばよし

次に②の社内評価ですね。多くの会社で業務評価に関して定性評価と定量評価に分かれていると思います。この定量評価で応用情報は評価対象項目に入る事は多いですが,基本情報が入っているのは稀だと思われます。とりあえず主が所属している会社では応用情報以上が評価対象です。

③ですが,これが一番重要でかつ応用情報を取るほうが良いと主張する最大の理由なのですが,そもそもプログラミングの勉強を基本情報でやろうとするのは何故なのでしょうか。同僚もプログラミングの勉強も兼ねたいからと言っていましたが,本当に理解できません。プログラミングの勉強ならば需要のある言語もしくは業務などに必要な言語をやるべきです。先述しましたが基本情報持っているからプログラミングが出来るなんて他人は判断しないです。

こういった内容を同僚に話したんですが”いきなりITについて学んでいるから基本情報からで・・・”とか言われちゃいました。恐らく応用情報と基本情報の難易度が似たような物だと認識できなかったのでしょう。主も説明能力を上げる必要があるなとしみじみ思いました。

フォローしてくれると嬉しいです

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です