東証グロースに上場するサンウェルズ株式会社のIPO評価を解説
2022年6月27日(月)に上場するサンウェルズのIPO評価について解説
IPOが大量にあふれていますね~。
最近はIPO相場が上々なので全部申し込んでいますよ。
そんな中、また新しくサンウェルズ株式会社が東証グロース市場に上場します。
上場までの日程は以下の通りです。
- 申請期間:6月10日(金)~6月16日(木)
- 当選日:6月17日(金)
- 上場日:2022年6月27日(月)
それではサンウェルズの上場目論見書から事業内容を見ていきましょう。
まずは主な事業は何なのかを確認していこうと思います。
ホームぺージを見た感じだとパーキンソン病関係っぽいですけどね。
典型的な介護系の会社ですね。IPO的にはそこまで人気のある業態ではありませんね。
ただ資料を見ていくと結構国の補償で潤うっぽいですね。まぁ上場している訳ですし、それなりに稼げているのでしょうか。
それでは気になる直近の業績を見ていきましょう。
業績は右肩上がりっぽいですね。
直近だろ売上金額が60億円程度で、利益が7,000万円ですね。
その前年度は54億円で利益が3億1000万円ですね。
ハッキリ言うと利益率が低すぎます。介護業界ってこんな感じなんですかね。そりゃ介護士の待遇改善は期待できませんよ・・・。
IPO的にも介護系の人気がない理由がようやく分かりました。
それでは各サイトでの評価をIPOまとめサイトで見ていこうと思います。
- Xサイトの予想:1,992円 D評価
- Yサイトの予想:2,220円 B評価
- Zサイトの評価:1,880円 C評価
- AIの予想:1,840円
これはちょっと評価が低すぎますね。
仮条件の上限が1,940円ということを考えると、X,Z,AIの評価がそれを下回っています。つまり損を出す可能性が高いです。
それでは詳細について見ていきましょう。
まず気になるのがIPOの初値に強く影響する新規発行株数ですね。この数字が小さければ小さいほど初値が上がる傾向にあります。
しかし、今回の3,375,000株数というのはかなり多いです。これだけ大量に株を発行してしまうと初値の上昇は難しいでしょう。
上場先は東証グロースで、これはIPO的には望ましいです。ただこれだけ悪条件がそろってしまうと初値の上昇は厳しいでしょう。
私はIPOは基本的に申し込んだ方がいいと思っていますが、この案件はスルーするのも手だと思います。
SBI証券ならSBIチャレンジポイントのために申し込むのは有りだと思います。
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(2022年6月28日追記)
初値は2,300円になりました!売出価格が1,940円だったので1口あたりの利益は3万6000円になりました!
初値上昇は望めないと書きましたが、思っていたよりかはいい結果になりましたね。
これだけ新規発行株数が多くてこの金額というのはちょっと意外です。パーキンソン病に関しては市場規模が増えるとでも思われているのかな・・・?