[テクニカル分析] 小陰線のバリエーション紹介
FXのシグナル 小陰線のバリエーションを紹介
FXのテクニカル分析において小陰線はトレンドの方向性を示す指標になります。小陰線には為替の値動きに合わせていくつかのバリエーションがあります。
今回は小陰線の3つのバリエーションを説明し,それぞれの指標が示すトレンドを説明します。
なお,小陰線については FXのシグナル 5つの基本形を説明 に書いてありますのでこちらを確認してください。
上影陰線
為替が大きく上昇したが,終値は始値よりも下がった形。上昇トレンドだったが下降トレンドに変わる際に現れる。
陰のカラカサ
始値が最高値で,大きく下落したが高値付近で終値がついた形。これは下降トレンドだったのが上昇トレンドに移行した際に出てくる事が多く,上昇トレンドになる可能性が高くなる。
下影陰線
為替が大幅に下がってから反転して上昇し,終値が始値付近になった形。下降トレンドから上昇トレンドに転換する指標になる。
陰のコマ
上下に激しく動き,終値が始値をやや下回って終わった形。その時間足の中で始値と終値が近い値で終わっているため,トレンドがどちらに動くかの指標にはあまり使えません。
陰のトンカチ
大きく上昇したものの,最終的には始値よりも終値がやや下回った形。私が思うには上昇トレンドから下降トレンドになる際に一番良く出てくる指標。陰,陽問わず,トレンドの変換点で出てくるので非常に重要な指標の1つ。
実トレードでの小陽線の活用法
実際にMT4でチャートを見て,小陽線の活用例を示します。
この場所に下影陰線が見えていますね。やはりここから上昇傾向になっています。ただ上影陰線と思しきシグナルは正直いくらでもあります。その中で明確なトレンド変換に寄与するのは一部です。そのため「この信号が出た!」と思ってすぐにポジションを入れるのは危険です。