[FXプライスアクション]変化の前兆 ピンバーを解説
トレンドの転換点を告げるピンバー(pin bar)について解説
FXの取引をする上で何も見ずにポジションを入れる方は居ないと思います。どんな人でもチャートを見ながら何かしらの指標を元にトレードをしているはずです。
このFXの指標には各国の経済指標を見る「ファンダメンタルズ分析」とチャートの動きを見る「テクニカル分析」が有名です。一方で「プライスアクション」と呼ばれる「Price=価格」と「Action=動き」を見る理論も存在します。今回はこのプライスアクションの基本形であるピンバーを解説していきます。
なお,FXの各指標をまとめた記事を書いているので是非こちらのページ(内部ページリンク)も参考にしてください。
トレンド転換のサイン?ピンバーとは
プライスアクションの最も基本となる指標であるピンバーについて解説していきます。
ピンバーは以下のような時間足で発生します。陰線であろうと陽線であろうと始値と終値が近い値になる時間足ですね。
※時間足の基本についてはこちらの記事で,ピンバーに近い十字線についてはこちらの記事で紹介しています。
ピンバーはヒゲが上下に長々と突き出しており,時間足の間にロングかショートのどちらかの勢力が強かったものの,最終的には押し戻されて値動きがしなかった形です。
このピンバーが出てくる前の状況によってピンバーが持つ意味は大きく変わりますが,トレンド相場の天井圏や大底圏で発生しているケースだとトレンドが反転する兆候だと言われています。
このピンバーのヒゲは長ければ長いほどショート筋とロング筋が激しくせめぎあって拮抗した状況にあるのでピンバーが出てきたら次の値動きに注意しましょう。