大企業ほどクラウドサービスを拒否する傾向にあると感じた話

大企業のお客様だとクラウドサービスの導入が難しい傾向にあるようだ

私は製造メーカのWEBエンジニアとして働いているのですが、最近開発中のクラウドサービスを使った生産状況を監視できるシステムを顧客に売り込みに行きました。

顧客は老舗大手メーカのとある事業部(そのメーカは事業部を4つほど持っている)で、現場で働く人たちからは売り込んだサービスに好感を持って頂けたのですが本社で働く情報システム部門の方が「クラウドサービスはセキュリティ的に問題だ!」という意見を持っていました。

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しかし少し話をしていくとその情報システム部門の方はセキュリティに関してそこまで詳しい訳でもなく、むしろセキュリティを担保する指標を持っていませんでした。なんとなくクラウドは怖いから使いたくないという意識だったんです。

今回提案したのはAWSで、AWSのセキュリティが破られたという話もないので適切に運用すれば問題ないと説明したのですが納得はしてもらえませんでした。私の説明能力が低かったのもあるかも知れませんが、やはり古い企業だと営業するのが難しいですね・・・。

クラウドサービスはなぜセキュリティ面が不安だと思われるのか

ちなみに世間ではなぜこんなにクラウドはセキュリティ面がもろいと思われているのでしょうか。いろいろと考えられますがやはりニュースなどで「○○社が個人情報××万件流出!」みたいに報道していることが要因の一つかなぁと思っています。

確かに5~10年前は結構ずさんな管理をする企業が多く、個人情報流出の事件を目にしましたが、そのほとんどは自社サーバに保管した情報が流出したケースでした。あまりクラウドサービスが原因で流出してしまったケースは見当たらないのですが、「情報を社外に置いておく」というのは怖いという意識が働くのでしょうね。

また、最近のAWSアクセスキー流出事件のように出してはいけない情報などが把握しきれていないことが要因の一つかなと思います。人間である以上、把握できない物に恐怖を覚えるのは仕方がないことです。

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さらに被害額がとんでもない数字になる可能性を考えるとなおさらですよね。

ただこういった情報だけで利便性のあるクラウドサービスを使わないと断じることは浅はかだと感じます。

私が過去に執筆した記事にも書いたのですが、AWSは適切に設定し、適切に運用すれば情報流出のリスクを大きく低減できます。その信頼性の高さから日本政府系のシステムにも活用されており、重要な国民の個人情報も保管しています。

まぁクラウドサービスを提供する上で、クラウドの安全性を説明するのはクラウドサービスを提供する起業はどこも課題に思っているでしょう。何か効果的に説明できるコツがあればぜひコツをコメントで教えてください・・・

今回の記事はここまでにしておこうと思います。私のサイトでは他にも画像処理WEB関連記事を書いていますので是非そちらも見て行ってください。

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